実は日本人の約70%は混合肌と言われています。その混合肌とは一体どのような肌質なのか、混合肌になる原因や症状、おすすめのスキンケア方法についてお伝えします。
混合肌とは何か
混合肌とは脂性肌と乾燥肌が混ざっている状態の肌のこと。肌の中でも乾燥しやすい部分はUゾーンと呼ばれ、フェイスライン・頬・目周りのことを指します。
そしてオイリーになりやすい部分はTゾーンと呼ばれ、額・鼻のことを指します。混合肌はUゾーンが乾燥し、Tゾーンはオイリーになっているのが特徴です。
混合肌の原因
日本人に多い混合肌ですが、なにが原因で混合肌になっているのでしょうか?
外的刺激による影響
外的刺激の代表的なものは紫外線。紫外線は年中降り注いでいるため、一年中ケアが必要になります。
しかし、紫外線対策をおこたると皮脂の分泌を増幅させ、額・鼻などのTゾーンが脂っぽくベタベタとしてしまうことになるかもしれません。
他にもエアコン・ホコリなどが刺激となり、混合肌の原因となっているおそれがあります。普段の生活の中で特に意識していないことが原因である可能性があるので、自分の場合は特に何が原因となっているのかを知ることが大切です。
ストレスによる影響
ストレスを感じると皮脂を過剰に分泌させることにつながります。それはストレスを抱えると男性ホルモンが反応してしまうから。男性ホルモンが反応することで額・鼻の皮脂が過剰に分泌され、混合肌の原因となっているかもしれません。
睡眠不足
意外かもしれませんが、睡眠不足も混合肌の原因となります。睡眠は肌と密接に関係していることをご存知でしょうか?それは睡眠中に日中受けたダメージを修復するとともに、肌に栄養分を与え、肌のターンオーバーを促進させる効果があると言われているからです。
しかし睡眠不足になると、栄養が足りなくなることで肌の潤いが不足し、肌の乾燥を誘発してしまうおそれがあります。
そのため、肌の潤いを保ち、美肌を目指すためにはしっかりと睡眠を取りましょう。
混合肌の症状
混合肌の特徴は皮脂が多くべたつきを感じやすい部位とカサカサした乾燥状態が顔のさまざまな部位で混ざって存在していること。一般的には額・鼻などのTゾーンはべたつきやすく、頬・目元・フェイスラインなどのUゾーンは乾燥しやすいと言われていますが、人によってその肌質は異なります。
多くの方の場合、夏には皮脂が多く分泌されることからニキビの悩みが増え、冬は空気が乾燥していることから目・口周りの乾燥が増え、ひどい場合には粉をふいたり口唇のひび割れが起きたりします。
混合肌向け スキンケアアドバイス
ストレスや睡眠不足などの生活習慣が混合肌の原因になるとお伝えしましたが、もちろんスキンケアも大切。混合肌に合ったスキンケアアイテムや方法を取っていないと、もしかしたら悪化させてしまう原因となるおそれがあります。
そこで、混合肌の方におすすめのスキンケア方法をお伝えします。
クレンジングは乾燥対策を優先
クレンジングにはジェル・クリーム・オイル・パウダーなど、さまざまな種類があるため、どれを選べば良いか迷うところ。混合肌の場合は乾燥肌を優先的に考え、肌に比較的優しいと言われているミルククレンジングやクリームクレンジングを選ぶのがおすすめ。
テカリが気になるからと洗浄力の高いオイルクレンジングを選んでしまうと、乾燥しやすい部位がさらに乾燥し、粉をふいたりかゆみを引き起こしたりするおそれがあるので気を付けましょう。
目元は皮膚が薄く特にデリケートなため、気になる方は目元専用のポイントメイク落としを使用するのがおすすめ。肌に負担をかけないことが美肌を目指す第一歩です。
保湿力のあるアイテムを選んで
混合肌は乾燥しやすい部位と皮脂の多い部位の2種類の肌質が混ざっているのでアイテム選びに困っている方も多いのではないでしょうか?
混合肌の場合は乾燥肌を優先して考えましょう。
特に化粧水は保湿効果が高いと言われているヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドなどが配合されたアイテムを選ぶのがおすすめ。
肌への刺激となりやすいアルコール・パラベン・鉱物油などはできれば不使用のアイテムを選ぶのが良いでしょう。肌への負担になるとより乾燥してしまうおそれがあるため、低刺激のアイテムを選ぶのがおすすめです。
Tゾーンにはさっぱりタイプのアイテムを使って
油分が多いTゾーンにシアバターやココナッツオイルなどが配合された油分多めのしっとりタイプのアイテムを使用すると油分が過剰になり、テカリの原因となるおそれがあります。
そのため、皮脂の多いTゾーンにはビタミンCやビタミンEが配合されたさっぱりタイプのアイテムを使うのがおすすめ。顔の全面に同じアイテムを使うのではなく、乾燥しやすい部位・皮脂の多い部位によって使いわけることで肌の調子も良くなるでしょう。
混合肌は皮脂の多い部位と乾燥しやすい部位が混ざり合っているため、スキンケアが難しい肌質になります。
しかし、きちんとケアをすれば美しい健やかな肌を目指すことができるので、今回お伝えした方法をぜひ参考にしてみてください。
スキンケアだけでなく、生活習慣も大きく関わっているので、見直すきっかけとなれば嬉しいです。