普通肌とは一般的に「美しい肌」と言われているタイプの肌質。どのような特徴があるのか、普通肌におすすめのスキンケア方法についてお伝えします。
普通肌とは何か
普通肌とは何か
普通肌の特徴は水分と皮脂のバランスが取れているということ。このことから普通肌の方は「キレイな肌」と言われています。それは水分や皮脂のバランスが崩れていると細菌・アレルギー物質などが肌に侵入しやすくなり、肌トラブルの原因となるからです。
また水分が少なければ肌がカサカサし乾燥の原因になりますし、皮脂が多ければ毛穴が目立ってきたりニキビができやすくなったりする原因となります。
しかし、普通肌の方は水分と皮脂のバランスが良いため、肌表面に皮脂膜を形成できることで外的刺激に強く、環境が変化しても肌トラブルの起きにくい肌であると言われています。
普通肌の肌トラブルの原因と症状
普通肌の肌トラブルの原因と症状
普通肌は一般的に肌トラブルが起きにくいと言われている肌タイプ。しかし、普通肌の方でもニキビや乾燥などの肌トラブルが起きるおそれがあります。その原因についてお伝えします。
不規則な生活
夜更かしをしたり、仕事がシフト制だったりする場合、生活が不規則になっていたりしませんか？不規則な生活をしていると自律神経のバランスが乱れてしまいます。自律神経が乱れると交感神経が優位になり、男性ホルモンの分泌が促進される傾向があります。
男性ホルモンが優位になると皮脂の過剰分泌や肌がかたくなることがあると言われているため、普通肌の方でもニキビなどの肌トラブルが起きることがあります。他にも皮脂が多くなることからメイク崩れが起きやすくなることもあります。
不規則な生活以外にもストレスをためると男性ホルモンが優位になることがあるので、ストレスをためないように自分なりの発散方法を見つけることをおすすめします。
間違ったスキンケア方法
普通肌の方は肌トラブルが起きにくいですが、普段のスキンケア方法が間違っていれば肌トラブルが起きやすくなるおそれがあります。
普通肌の方は肌トラブルが起きにくいと言われているため、スキンケアを手短に済ませてしまう方が多い傾向にあります。しかし、キレイな肌を保つためにはしっかりとスキンケアを行うことが重要です。
まず、重要になってくるのはクレンジング。いつもふきとりタイプのクレンジングしか使っていないという方やクレンジングを馴染ませる時間が極端に短い方は要注意。
毛穴に入り込んだメイクを落としきれず、メイクが毛穴に詰まることでニキビの原因となってしまいます。
また、洗顔をするときにあまり泡立てずにゴシゴシこする方も気を付けましょう。洗顔時に限らず、タオルで顔を拭くときやコットンで化粧水を塗布するときなど、肌に強い刺激を与えるのはNG。
強い刺激を与えると肌表面の角層がはがれてしまい、乾燥しやすくなるおそれがあるため、肌トラブルの原因となってしまいます。
普通肌向け スキンケアアドバイス
普通肌向け スキンケアアドバイス
普通肌の方でも肌トラブルを起こしにくい肌に整えるためには、適切なスキンケアが必要です。そこで、普通肌の方におすすめのスキンケア方法についてお伝えします。
季節に応じたケアをしよう
普通肌は水分と皮脂のバランスが取れた肌状態ですが、季節によって空気が乾燥したり湿度が低下したりするとその影響を受けることが考えられます。
そのため、年中同じアイテムを使うのではなく、季節に応じて使うアイテムを変えるのがおすすめ。
例えば、夏は皮脂が分泌されやすいため、ジェルなどのさっぱりタイプのアイテムを使い、冬は湿度・気温ともに低いため乾燥しやすいことからしっとり系の高保湿アイテムを使うなどの工夫をしましょう。
マッサージで血行を良くしよう
週に一度程度、フェイシャルマッサージなどのスペシャルケアをするのがおすすめ。血行が悪いとせっかくスキンケアで与えた栄養を角層のすみずみまで届けることができず、もったいない。数分だけのマッサージでも肌触れる時間をつくることで血行を改善する効果が期待できます。
良質な睡眠をとろう
肌は睡眠時に作られると言っても過言ではないくらい睡眠は美肌にとって大切なもの。ただ眠るのではなく、良質な睡眠を取ることで健やかな状態の肌を維持することができると考えられます。良質な睡眠とは入眠から90分後に深い眠りに入ること。
そのためには入眠の1時間前にはスマホ・パソコン・テレビを見るのをやめ、照明を薄暗くし、リラックスできるような空間を作ることが大切。アロマやゆったりとした音楽を聞くのも良いでしょう。
普通肌の方は水分と皮脂のバランスが良いことから肌トラブルが起きにくいと言われていますが、間違ったスキンケアや生活習慣が乱れていると肌トラブルの原因となります。
規則正しい生活と普通肌の方に向いたスキンケア方法を用いて美しい肌を目指しましょう。